2006.02.08

素人っぽく見せないテクニック『字詰め』

いくらかっこいいフォントや高いフォントを使っても、うまく使いこなせなければ、それを使ってる意味がない(買った意味がない)!
それはブランド品を買ったのにも関わらず、うまく着こなせないのと同じ。

デザイナーとして経験の浅い私ではありますが、いくつかテクニックを紹介していきます。
まずは『字詰め』。これを調整するかどうかが素人とプロの違いなのです。

“字詰め”とは、文字と文字の空間調整のことをいいます。
通常タイトルや見出しなどのテキストを魅せる部分で字詰め処理は行なわれます。
何でもいいので、適当にフォントを使って文字を打ってみてください。
どうでしょうか。それぞれの文字の空間がバラバラではないでしょうか?

和文書体の字詰め

そもそも和文というのは正方形のスクウェアに文字が入っているため、漢字ならともかく、画数等の少ないカタカナはそのスクウェアに対してかなりの空間が存在してしまいます。この違和感を認識し、調整することが大事なのです。
※Photoshop や Illustrator なら“alt+矢印キー”連打で簡単に調整できます。

こちらは私が作成したサンプル。まだまだ甘いところがありますが、意識するのとしないではかなり違うということが分かるかと思います(促音やひらがなも一部調整)。

欧文書体の字詰め

欧文も同様です。しかしながら我々日本人は普段欧文書体を使わないので、完璧なものを求めるには、かなりの修行が必要となります。
欧文は正方形のスクウェアでデザインされていないためです。
おそらく欧米の人からみたら、日本人の欧文字詰めはかなりの違和感を感じているはず…。

欧文に関して特に言われるのは、やはり「A」や「L」でしょうか。私も学生時代にかなり言われました。
「LARK」というタバコがありますが、そのロゴの「L」と「A」の空間に注目してみてください。
「L」と「A」がほぼくっついてデザインされていませんか?
「L」は右側にかなりの空間があるため、次に続く文字はある程度くい込ませる必要があるのです。

和文の字詰めは、やはり雑誌を見るのが一番勉強になると思います。
欧文の字詰めは、洋物雑誌はもちろん、海外ブランドのロゴタイプを観察してみましょう。
欧文ロゴタイプはただ文字を並べているわけではなく、 0.01mmの空間調整が施されているのです。

また本屋に行けばこの手の参考資料はたくさんあるので、気になった方は是非調べてみて下さい。

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