2010.09.02 – 09:02
私自身も何度か訪れているオランダ。オランダのアムステルダム・スキポール空港はヨーロッパへアクセスしやすいハブ空港として人気ですが、文字好きの皆さんにとってはFrutigerがダイナミックに使われているということでも有名ですね。

そのサインデザインに関わったディレクターがPaul Mijksenaar氏ですが、彼のコンセプトや写真などの資料をまとめあげたのがこの書籍です。内容は充実していますが、絵本サイズでページ数は約50弱です。

使われているサインデザインから。実際に行くと分かりますが、ゲートナンバーの表示がとにかくデカいのが特徴。遠くからでも一発で認識できるようなっています。

配色とピクトグラムです。原則オレンジ系の黄色、赤、緑、青、グレー、黒の6色のみで全てがつくられています。
またスキポール空港にはカジノや図書館、美術館などの他の空港にはないユニークな施設がありますが、それらも分かりやすくデザインされています。

今でこそFrutigerが使われていますが、1990年まではかつて東京の営団地下鉄でも使われていたAkzidenz Groteskが使われていたようです。Akzidenz Grotesk時代は、余白や配置を見るとなんだか適当な感じが(笑。


タイプフェイスの項目には冒頭にこんなことが書かれています。
「ある調査結果によると、ほとんどの人は書体の違いに気づいてない、幸いにも彼らは読むときそんなことに注意を払わないということだ。」
…まぁ、そうでしょうね。だからこそFrutigerが選ばれたということでしょうか。
本書ですが、現状Amazonにも取り扱いがないようで、日本だと神戸にある雑貨屋NOTAMさん、もしくは同サイトのオンランインショップにて購入が可能です。スキポール空港でも取り扱いが無く、本国オランダでも一部の本屋にしか置いてないという貴重な本らしいです(そういう内容のお手紙が入っていました)。欲しい方は是非!