2012.10.4 Thursday - 09:46
8 Faces #5 — もし8書体しか使えなかったらどれを選ぶ?をテーマにしたフォント好きのためのミニマガジン第5弾
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8 Faces #5は、 Elliot Jay Stocks氏による「もし8書体しか使えなかったらどれを選ぶ?」をテーマにしたタイポグラフィやフォント好きのためのミニマガジン第5弾。当ブログでは過去に#4、#3をレビューしています。
8 Facesには毎回印刷版とPDF版を併売しているのですが、印刷版は限定2,000部で、販売開始と同時に即売り切れてしまうという人気っぷり。
印刷版を注文するとイギリスから郵送されてきます。今回の表紙は、よく見ると出演者全員の名前がプレート状にデザインされていますね。こりゃまたシャレてます。
右側の冊子は、House Industriesが運営する必要な文字の数だけ任意の書体で購入できるPhoto-Letteringというサービスのプロモーション用カタログです。こちらも素敵。…と書いたのですが、。Photo-Letteringの広告もありますが、厳密にはHouse Industriesのカタログでした。すいません。
今回選ばれた方はを何人かピックアップしてみます(敬称略)。
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Mark Simonsonは、僕が愛用するProxima Nova (Gothamの代替書体の1つ)や、恐ろしいほどOpenTypeフォント機能が充実したBookmaniaを制作したタイプデザイナー。
Trent Waltonは、海外のWebフォント・Webタイポグラフィの第一人者。Fit To ScaleやLettering.jsは、日本のWebクリエータの方にもお馴染みですね。
Mark MacKayは、Kern TypeやShape Type、ColorなどTwitter等で話題になったデザイナー向けゲームを開発した方です。一度は遊んだことがあるのでは?
Jonathan HoeflerとTobias Frere-Jonesは、Gothamなどの人気書体で絶大な信頼を得ているフォントブランドHoefler & Co. (旧Hoefler & Frere-Jones)の2人組。
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ほかタイポグラフィ業界で活躍されるKeetra Dean Dixon、Peter Bilak、Gerry Leonidasも見逃せません。
彼らが選ぶ8つの書体はどんな書体なのでしょうか。そんな彼らが日頃フォントやタイポグラフィ、書体とどう向き合って生活しているのかを知ることができます。
毎回「へぇ〜こんな書体があったんだ」という発見があるので、個人的に1番大好きなタイポグラフィマガジン。印刷版はすでに売り切れてしまっていますが、£4でPDF版がダウンロード購入可能です。
誌面サンプルは8 Facesのサイトでご覧ください。次回#6も楽しみにしています。
8 Faces
http://8faces.com/
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