2013.9.9 Monday - 20:19

Typekitのフォントがデスクトップ用アプリケーションで使える!Creative Cloudのフォント同期機能を試す

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TypekitはWebフォントサービスのイメージが強いですが、Creative CloudユーザーならばPhotoshopやIllustrator、Adobe以外のアプリケーションでも使える“デスクトップ用フォント”としても使うことができます。追加したフォントはクラウド上で管理され、同期をとることができます。
【2014.1.17追記】ついに正式サービスとなりました。

最新のAdobe Creative Cloudと同時にリリース予定だったTypekitのデスクトップ用フォントの同期機能。個人的にこの機能こそが、Creative Cloud最大の醍醐味だと勝手に思っていたのですが、諸般の事情により提供開始が延期となってしまいました。

…で、いつになるかと待っていたところ、先行アクセスプログラムが開始されているではありませんか。さっそく申し込んでみたところ、すぐに「準備が整いましたのでご利用下さい」なるメールが届きました。

正式公開前のプレビュー動画はこちらです。

さっそく使い勝手を試してみたいと思います。

まずTypekitのサイトにアクセス。すると右カラムの「使用可能な場所」に“デスクトップ”というボタンがあります。このボタンを選択すると、デスクトップ用フォントとして使うことができるフォントの一覧表示されます。

Creative Cloudのフォントの同期機能 Typekitトップページ

AdobeやFontFontのフォントのほか、当ブログでおすすめフォントとして紹介しているProxima NovaMuseoシリーズもありますね。

お好みのフォントを選んで詳細ページへ移動し、“+フォントを使用”のボタンを選択します。今回はFF Tisaを選択してみました。(一覧ページからマウスオーバーし、直接“+フォントを使用”を選んでも構いません。)

すると「これらのフォントを使用する場所を選択してください」というウィンドウが出てくるので、「デスクトップ」の“Creative Cloudを使用してコンピューターと同期”にチェックを入れ、終了をしてください。

Creative Cloudのフォントの同期機能 コンピューターと同期

…と、その直後FF Tisaがローカルにダウンロードされます。あっという間です。Creative Cloudのアプリケーションのフォントを参照すると、同期されているフォントの一覧に登録されているのが分かります。

Creative Cloudのフォントの同期機能

試しにPhotoshopを起動し、FF Tisaを探して文字を打ってみました。普通のフォントと全く同じ感覚で使うことができます。

Creative Cloudのフォントの同期機能 FF Tisa

また正式公開に伴い、InDesignやIllustratorでは、フォントのメニューからTypekitのフォントを追加できたり、同期をとったりすることができます。

Typekitフォントのメニュー

・・・

使いたいフォントを一覧から選んでクラウドで同期する—シンプルで簡単な機能により、Creative Cloudがインストールされたパソコン同士で、データのやりとりが容易になります。いざデータを開いてみたものの「フォントがない!」という問題が解決できます。

またWordやExcel、PowerPointなど、Adobeのアプリケーション以外のOfficeアプリケーションなどでも使うことができます

Typekitには数多くのファウンダリ(ベンダー)による高品質なフォントが登録されていますが、残念ながらライセンスの関係上すべてのフォントをデスクトップ用フォントとして使うことはできません。また全部のウェイトを使えないフォントもあるようです。

また当然ですが、Creative Cloudの契約を解除したら、そのフォントは使うことができません。あくまで契約中のみ利用することができます。

今後使えるフォントはどんどん増えていくと思われます。日本語書体も出てきたりするのでしょうか。楽しみですね。

Typekit
https://typekit.com/

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