2013.10.7 Monday - 20:16
ドットのじ — 99個のいびつなドットで構成されたチープなプリンタ文字風フォント
キーワード
ヨコカクがリリースする縦9個、横11個の合計99個のいびつなドットでデザインされたドットのじが、小学校6年生までが習う漢字と記号類を拡充しバージョン1.2となりました。
制作をしたのはフォントメーカー字游工房にてヒラギノの丸ゴシック体やそのUD書体、さらには秀英明朝、秀英丸ゴなどを手がけた書体デザイナーの岡澤慶秀さん。現在はフリーランスで“ヨコカク”名義で活動されています。
味わいを醸し出す“いびつな”ドットで構成されている点がドットのじの魅力ポイント。カップラーメンの裏底に印字されているあの文字が、このドットの字のモチーフとなったそうです。
実際に文字を打ってみると、思わずニヤリとしてしまう楽しさ。今回追加された記号類がとてもかわいいですね。
ヨコカクフォントは、小学1年生が書いたこどものじや、道路のあの文字をモチーフにしたどうろのじもリリースされています。(どうろのじは、以前ファッション誌STYLE SIGHT vol.3でコラムを書きました。)
ドットのじはOpenTypeフォント形式、¥1,470にてダウンロード購入できます(価格はバージョン毎に異なります)。今後随時バージョンアップされていくドットのじですが、購入済ユーザーは無償アップデートを行っています。また売上の10%は、日本点字図書館に寄付されるとのこと。
プロフェッショナルな書体デザイナーがデザインした、ちょっとユニークなフォント。是非ともお試しあれ。
※掲載画像の一部は「ドットのじガイドブック」より抜粋しています。
・・・
余談ですが、岡澤さんはInstagramにて街角の看板や標識の文字画像を定期的にアップしていて、そのフォローワー数はなんと1万人以上!特に海外の方からの注目が高く、コメント欄では「何と読むのか」「どういう意味なのか」というやりとりがされています(このコメント欄が興味深いのです)。
ヨコカク
http://yokokaku.jp/
ヨコカクストアー
http://yokokaku-store.tumblr.com/
yokokaku on instagram
http://instagram.com/yokokaku/
こちらの記事も合わせてどうぞ
- もじのみほん — 仮名のカタチから日本語書体を見分けるフォントガイド
- Fontli — フォント・タイポグラフィ好きのためのInstagram風iPhone用カメラアプリ
- フォントで東日本大震災を支援 “Font Aid V: Made For Japan”販売開始
- Photolettering — 個性的でおしゃれなHouse Industriesの書体が使えるiOS用アプリ
- Glyphs / Glyphs Mini — “誰でも使える”全く新しいフォント制作ソフト
- Fontographer 5の日本語版がついに販売開始!
- Klavika — Facebookロゴのベースにもなった21世紀のサンセリフ体