2006.1.9 Monday - 00:00
P22 Underground — ロンドン地下鉄 (London Underground) で使われるフォント
ロンドンの地下鉄といえば、「世界初の地下鉄」ということも有名ですが、エドワード・ジョンストン氏制作の専用書体も有名です。この記事は、私がロンドンへ旅をしたときのエピソードを元に書いてみます。
世界初ということもあり、その歴史が古いのは言うまでもありません。
エドワード・ジョンストン氏がロンドン地下鉄のために制作した書体、CI・VIも同様に歴史があります。
そのため、サインデザインとしての完成度は群を抜いていると言っていいでしょう。
書体は、基本は昔から変わっていませんが、微妙に改良され、現代に至っています。
日本の地下鉄は、このロンドン地下鉄を参考にしたらしいです。
ロンドンの Covent Garden 駅の近くに、ロンドン交通博物館 (London Transport Museum) があります。この付近は市の中心部で、賑やかなエリアです。
ここでは歴史や今後の計画、書体についての展示があります。観光名所の1つではありますが、来場者はまばらで、私が訪れたときは小学生の社会見学の団体がいました。
また、ショップも併設されており、様々なロンドン地下鉄グッズが手に入ります。マグカップ、マグネット、マウスパット、Tシャツ、文房具、書籍など何でもありました。
マニア必見な書体に関する書籍もいくつかおいてあるほか、この書体がフォントとして売ってあります。
文字、路線図、サインデザイン等に興味がある方は、ぜひご自分の目で見て欲しいです。
Transport for London
http://www.tfl.gov.uk/tfl/
London Transport Museum
http://www.ltmuseum.co.uk/
こちらの記事も合わせてどうぞ
- The Spread of London’s Underground — 歴史あるロンドンの地下鉄の変遷が分かる資料集
- Metro Maps of the World — 世界各国200都市の路線図を集めた資料集
- P22 — ロンドンの地下鉄などを取り扱う個性派フォントファウンダリ
- ヨーロッパの鉄道・バスや駅で見かけそうな電光掲示板フォント8選+α
- DIN 1451 / FF DIN / EF DIN 1451 / Mittelschrift / DIN Schriften / DIN Next / PF DIN — ドイツの工業規格フォントDINのまとめ
- MyFonts.com がリニューアルβ版をテスト中
- Fontli — フォント・タイポグラフィ好きのためのInstagram風iPhone用カメラアプリ