2012.5.10 Thursday - 10:03
Avenir Next Rounded — スタイリッシュな定番人気書体にラウンドバージョンが登場
Avenir Next Roundedは、FrutigerやUniversなどの書体を制作したAdrian Frutiger氏による代表書体の1つである、Avenir(アベニール)の丸みを帯びたラウンドバージョンです。
Avenirは、2004年にタイプディレクターである小林章さんによって改良され、Ultra Lightやイタリック体、コンデンス体が追加されたAvenir Nextがリリースされていますが、今回のラウンド版にも小林章さんのほかドイツ人タイプデザイナーのSandra Winterさんが制作に関わっているようです。
Linotypeのリリース記事より
モダンかつ中立的でフォームが非常に美しく、どんなデザインにも合うスタイリッシュな書体で、Regular、Medium、Demi、Boldの全4ウェイト展開、それぞれにイタリック体があるので計8書体になります。
当ブログでも紹介しているDIN Next Rounded、 Gotham Rounded、Proxima Nova Soft、Museo Sans Rounded、Akko Roundedを挙げても分かるように、昨今人気書体には必ずラウンド版が存在するようになりましたね。
MyFontsでも近日中に取り扱いが始まると思われますが、現段階での購入はLinotypeのサイトから。Std版/Pro版/Com版の3つが存在しますが、マイナーな他ヨーロッパ言語を使わない場合は、Std版でよいかと思います。
AvenirはJALの旧ロゴ(刷新後は部分的)やスターバックスのパッケージなどにも使われています。今後Avenir Roundedも1つの定番書体としてどんどん使われていくでしょう。
Linotype – Avenir Next Roundedの詳細
http://www.linotype.com/2090-32732/avenirnextrounded.html
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