2013.10.9 Wednesday - 20:15
TYPOGRAPHY04 — 人気の国内タイポグラフィ誌第4弾!あらゆる“手書き”文字を徹底特集
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年に2回刊行されている国内の人気のタイポグラフィ雑誌「TYPOGRAPHY」の第4弾が発売になりました。今回の特集は、ここ最近静かな盛り上がりをみせている、“手書き”文字の特集です。
手書き文字…そう聞くと皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。
実はカリグラフィ、レタリング、筆文字(書道)、手書き文字フォント…、さらには看板文字、相撲文字など手書きの文字には様々な種類があります。そんな様々な種類の手書き文字を職とするプロを徹底取材しまとめたものが今回の特集「手書き文字の魅力」です。
さらにフロリダ(アメリカ)、ベルリン(ドイツ)、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、台北(台湾)、京都の街角文字(街文字)の写真ギャラリーも。
また手書き文字のフォントについても、和文欧文両方がまとまっています。デザイナーの皆さんも日常の制作業務で使えるフォントを探す際の参考になること間違いなし。
アナログ感溢れる手書き文字には、どこか温もりを感じます。実際に生で完成する様子を見れば、なおさらそう感じるはず。趣味のレベルで、どれかやってみたいなぁと思ってしまいました。
・・・
さて…手書きの文字とは何ら関係がないですが、今回私も4回目のWebフォントの連載記事を執筆しました。3回目からはWebフォントサービスのフォントメーカーを渡り歩いているのですが、今回は海外のWebフォントサービス大手Typekitの運営をするAdobe社を取材してきました。
今年2013年にはCreative Cloudの最新版をリリースし、これまで外部サービス的な扱いだったTypekitが、Adobeの各アプリケーションとの連携が強化されました。
Adobeのフォントサービスとも言えるTypekitは、Adobeにとってどういった位置づけなのか、どういう狙いがあるのか、そんな濃い話をたくさん伺ってきました。Typekitの導入事例も紹介していますので是非ご覧ください。
さらに今回は当ブログでも何回か紹介をしている「もし8書体しか使えなかったらどれを選ぶ?」をテーマにしたタイポグラフィ・マガジン8 Facesのコラムも執筆いたしました。毎回どのような方を選んでいるのか、ペーパーバック版とPDF版の両方をリリースする狙いは何なのかを取材しました。
今号も内容盛りだくさんだったTYPOGRAPHY誌。年2回の刊行とはいえ、毎号ここまで濃密なネタをまとめていらっしゃるのには頭が下がります。次号も楽しみです。
誌面サンプルは出版社の方に提供いただきました。どうもありがとうございました。
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グラフィック社 – TYPOGRAPHY04
http://www.graphicsha.co.jp/book_data.php?snumber3=1364
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