2014.5.9 Friday - 20:05
TYPOGRAPHY05 — 人気の国内タイポグラフィ誌第5弾!楽しく学べる文字の入門特集
キーワード
年に2回刊行されている国内の人気のタイポグラフィ雑誌「TYPOGRAPHY」。早いもので第5弾が発売になりました。今回の特集は「楽しく学べる文字入門」と「文字をめぐる旅」となっています。
まずは、93言語も展開するソニーのコーポレートフォント「SST®フォント」やウィーン国際空港のサイン計画、日本デザインコミッティーのオリジナルフォント、2014年1月に発売となった「欧文タイポグラフィの基本」の著者であるタイプデザイナー・イラストレーターのサイラス・ハイスミスさんのABC絵本などなど、約半年分の最新情報が満載。
・・・
第1特集「楽しく学べる文字入門」では、文字関係者の間でよく使われている「文字好き=文字っ子」をテーマに、見習いデザイナーのボクと、ベテランデザイナーのセンパイが登場するタイポまんがを交えつつ、Q&A形式で様々な疑問に対して解説。非常に分かりやすく、かつ実践でも役立つ内容となっています。
「フリーフォントは使っていいの?」「Garamondとつく書体がいくつもあるのははぜ?」などは、デザイナーなら誰しも気になる話題ですね。
その中の1つ、「フォント名についているProとかStdって何のこと?」は、当ブログの「これでもう迷わない! Std / Pro / Com / W1G / Paneuropean / Cyrillicなど欧文フォントの言語のキーワードを徹底解説」がベースとなっています。
第2特集「文字をめぐる旅」では、ドイツのベルリンとライプツィヒ、イギリスのロンドンの、文字っ子向けおすすめスポットを多数紹介。中でもベルリンのBushstabenmuseum(文字博物館)は、是非とも訪れてみたい博物館です!
・・・
さて、今回私もWebフォントに関する5回目の連載を執筆しました。今回は「コーポレート書体をWebフォントして使っているサイト」の事例をピックアップし、使われているフォントについて解説をしています。
Webフォントが使われはじめて数年が経ちますが、近年企業独自のコーポレート書体を、Webフォントとして使いはじめる企業が増えつつあります。最近CI・VIをリニューアルした企業が多く含まれていますので、興味がある方はぜひご覧ください。(※書体デザイナーなどの情報はTypecacheのakira1975さんに教えていただきました。ありがとうございました。)
毎回盛りだくさんで、次号はどんな特集なのか気になりますね。今号も全ページを通して充実した内容でした。
誌面サンプルは出版社の方に提供いただきました。どうもありがとうございました。
Typography Magazine Facebookページ
https://www.facebook.com/TypographyMagazine
グラフィック社 – TYPOGRAPHY05
http://www.graphicsha.co.jp/book_data.php?snumber3=1446
こちらの記事も合わせてどうぞ
- TYPOGRAPHY 06 — フォント選びの参考になる「デザイナーなら知っておきたい最新フォント150」特集
- TYPOGRAPHY04 — 人気の国内タイポグラフィ誌第4弾!あらゆる“手書き”文字を徹底特集
- TYPOGRAPHY03 — 人気の国内タイポグラフィ誌第3弾!特集はデザイナーが覚えておきたい「厳選フォント350」
- TYPOGRAPHY 01 — ありとあらゆるフォント・タイポグラフィ情報を集めたジャーナル誌がついに創刊!
- まちモジ — 日本の看板文字に丸ゴシックが多いのはなぜ?みんなが文字を楽しめる小林 章さんの文字本第2弾
- 欧文タイポグラフィの基本 — 分かりやすいイラストで欧文組版を徹底解説!初心者向け教科書の決定版
- Typography 07—文字を楽しむデザインジャーナル誌がリニューアル!編集担当の宮後さんにインタビューをしました